Profile

佐藤 栄一

[サトウ エイイチ]

盛岡市議会 / 現職
佐藤 栄一

略歴

1995年
盛岡市生まれ
1978年
明治大学卒業
1999年
盛岡市議選初当選
(現在5期目)

Interview

取材日 2017/10/23 聞き手 吉田拳
― 佐藤さんは、どちらのお生まれですか?
佐藤:盛岡市の前九年です。小・中・高まで盛岡で過ごしました。
― 子ども時代はどのように過ごされましたか? 例えば部活動とか、スポーツとか。
― いろんなご縁があるんですねぇ……。少々話が脱線しますけども、ご趣味は?
佐藤:川釣りですね。夏場は比較的にスケジュールが空いているので、暇をみて(笑)
― ヘラブナとかですか?
佐藤:いや、へラブは釣らないですね。食用じゃない魚は釣りません(笑)
― そうなんですか(笑) 料理は奥さんが?
佐藤:えっと……そういうのは全部自分でやらなきゃいけないんですよ(笑)
佐藤 栄一
― なるほど(笑) すみません、話を戻しまして、大学はどちらに行かれたんですか?
佐藤:明治大学なので、東京の方に行きました。
― 学部はどちらでした?
佐藤:政治経済学部でした。議員になるつもりは全くありませんでしたけれども、マスコミ関係の報道記者とかを目指してました。
― ジャーナリストになりたいという感じで、政治の勉強をされたと。
佐藤:そうですね。商売を継ぐのであれば、経済学部とか商学部だったんですが、親は面と向かって「やれ」とは言いませんでしたからねぇ……。
― 卒業後はどうされたんですか?
佐藤:うちで菓子屋をやってたものですから、やっぱり男1人でしたし、それで帰ってきました。今は家業の方はもう辞めてるんですけれども、会社自体は他の方がやっているので残っています。千秋堂っていうお菓子屋さんで、今は雫石の方に移っています。移る前のところが借りてる土地で、工業地域ではなく住宅地でしたので建て直しができなくて。今の方が雫石に土地を持っていて、お菓子関係がやりたいということで、工場を見せたら話がうまくいきまして。
― なるほど。家業を継がれた後、そこから議員さんになる経緯というのは、どういった感じだったんですか?
佐藤 栄一
佐藤:町内の役員をやってたのが大きかったと思いますね。卒業してすぐこちらに来てたわけですから、24歳くらいから役員をやっていました。ですから、38年(※インタビュー当時)やってますね。前の町内会長が、下田靖司さんという盛岡市議会の議長をされたこともある方なんですけれども、下田さんが市議を4期やって、その後、及川敦さんが(バトンを受け継いで)市議を1期なさったので、これで前九年も安泰だなあ、ということだったんですけれども。及川さんが県議会選挙に出るということで、町内で誰も(市議が)いないということになりまして(出馬しました)。平成11年ですから、43歳の時でした。ですから、地域としては及川さんの後継になるわけですね。
― そして、現在5期目でいらっしゃって。20年近く議員をなさっているわけですね。ここからは、議員としてのお仕事についてお伺いしたいのですが。
佐藤:基本としては地域代表ということになりますので、まず地域で要望があったことはやるということです。1番大きな話ということとなると、前からの懸案事項だったんですけれども、国道46号線のところに日本通運がありますよね? IGRのところ。(当時、)そこで道路の建設が止まってたので、そこを通すのが地域の課題となってましたね。国道46号に対して、青山の方の踏切近くの道路が壁になって止まってたんです。山田線の下、今の境田まで来てましたけどね。あとは、県の絡みですけども、ふれあい橋の歩道とか栗中橋前の踏切とか、そういったところですかねぇ。
― 結構、道路事情が地域の課題だったという感じですかね?
佐藤:そうですね。(議員として)一番最初に一般質問をした時も「舘坂交差点の渋滞緩和」を取り上げましたし。
― なるほど。では、現在の地域の課題についてはどのようにお考えですか。
佐藤:これまでずっと質問してきことなんですが、結局、観光や地場産業の振興の問題ですかねぇ……。まあ、やはり雇用の問題は大きいですよね。市は「盛岡ブランド」に力を入れてるとは思うんですけれども、やった割に……という部分があって。その後は民間の各企業の努力だろう、というのも分からなくはないんですけれども、ただ、役所の方は作ればそれでいいのかな、ってことなんですよね。この前も、岩手県産の酒クッキーというのを色々と提携して作ったんですけれども、知事が(製造会社の)社長なんで、作るまでは一生懸命なんですけれども、作ればそれで終わりというか……。その辺が、商工観光に物足りなさを感じてますねぇ。あともう一つは、スポーツ推進を取り上げてました。今、うちの東厨川では総合型のスポーツクラブを立ち上げてましたから。
― なるほど。佐藤さんは、2016年12月の議会で「祝日の小中学校の国旗掲揚」についてご質問されていますね。
― 「空き家の解消」についても質問されていますね。
佐藤:盛岡市の空き家対策は結構進みましたよ。私、町内会長をやっているんですが、市民部の暮らしの安全課が、問題になる箇所を市内全部、調査して出したんです。私の町内でマークされたところはどっちも更地になってますね。結構やれるところはやっていて、かなり進んでいますね。
― 同じときの議会で、「市長の政治姿勢」というタイトルで「市のアピールについて」という内容のご質問なさってますが、これはどういった意図でされたんでしょう?
佐藤:要するに「盛岡をもっとPRしろ」という内容です。今年(※2017年)の9月で市長の任期が半分でしたから。私は毎年12月に質問するんです。1年に1回なんですよね。少ないんですよね。
佐藤 栄一
― なんか1年に1回というこだわりがあるんですか?
佐藤:そういうわけではないんですけども、ただ、年数やってると、質問もなんかやりにくくなってくるという感じになってきますよね……。大した答弁も返ってこないので……。もちろん、それにめげずにやるのが議員でしょうけれども。
― 長くやってらっしゃると、同じような話になるということなんでしょうかね……?
佐藤:まあ、新人の方が毎回質問してらっしゃるので、やっぱり古い人はあんまりしない方がいいのかな……って。共産党さんは全員毎回やってますけども。
― なるほど。先ほど、市長にもっと盛岡をPRしてほしい、ということを仰っていたと思いますけれども、盛岡の強みについてはどうお考えですか?
佐藤:いや、長所はいっぱいあるんですよ。良いものがいっぱいある割にPRが足りないんじゃないか、っていう意図の質問だったんです。仙台とかと比べて。要するに観光関係の予算は割かれてないということですね。そこがまだ少ないんです。
― もうちょっと予算をPRに振り分けたほうがいいということですね。では、次の議会以降、こういう質問をしようと思っている、というものはございますか?
佐藤 栄一
佐藤:やっぱりね、観光とごみ処理の問題。私は以前、「ごみの戸別収集」というのを結構質問していまして。今、町内でいろんなごみの問題ってあるじゃないですか。違反のごみとか、地区外から持ってくるとか、出す日が違っているとか、ごみの当番のこととか。それを一気に解決するのが、ごみを戸別に収集する方法ということなんですよ。各世帯ごとに収集していくということですね。
― へぇ~。地区ごとではなく、家ごとにごみを収集するということですか。
佐藤:えぇ。昔はごみの量が少なかったので、昔はやっていたようです。東京とか、面積の小さいところは今でも戸別収集してますけども。今は量が多いので、なかなか難しいという話を(市当局から)されましたし、うちの町内でもかなりごみステーション作りましたんで、今いきなり戸別収集というのは難しいかもしれませんけどね。ですけども、ごみ収集を有料化して、ごみをいっぱい出す人はお金がかかる、出さない人はお金がかからない、というふうにして財源を確保して、戸別収集を導入すれば、現在のごみ問題は全部解決する。ただ、不法投棄されるとまた話は違いますけれども。と、いうようなことはだいぶ前から質問していました。
― あと、「まちなか・おでかけパス」についてもご質問されてますね。
佐藤:これはですね、前は「寿パス」っていう、70歳以上の方が申請すれば5000円のバスカードを市からもらえる、というものだったんですが、これが廃止なったんですよ。理由としては、やっぱり財政的な問題ですね……(笑) それで、今はその代わりに「まちなか・おでかけパス」というものがあるんです。5250円を払うと、期間中はそれで乗り放題なんですよ。これは街中に出てくるのが趣旨ですから、郊外に行く場合は出ないんですよね。ですから、松園や上田から盛岡に来る方は使えるんですけれども、上田とか松園に行く場合は使えないんですね。ちょっと、そういうところを融通というか……。趣旨はもちろん、中心地の活性化なので福祉関係の目的じゃないのは分かるんですけれどもね。ただ使い勝手が……。例えば、前九年の方が青山に買い物に行くときには使えないということですもんね。
― なるほど、少々不便だと。
佐藤:厳しくしなくてもいいんではないかって思うんですよね。高齢者の方もそんなに朝の通勤とか夕方の混んでるときではなくて、日中の空いてる時間帯を使うんですから。
― 「災害時の避難場所について」のご質問をなさってますね。
佐藤:市で指定する避難場所がありますでしょ? でもあれが、割と遠いところになってるんですよ。時間が経ってからならいいんでしょうけど、実際問題として、まずはやっぱり近いところに避難すべきなんじゃないか、という趣旨での質問でした。
佐藤 栄一
  いきなり遠いところに来いと言われて、それを真正面に受け取って悪い結果になってもいけないので。とりあえず、とにかく近いところに避難して、そのコミュニティセンターなりの毛布や非常食で2、3日頑張って命を繋いでもらえれば、その後はなんとかなるのではないかと。
― なるほど。そういえば、この前、国政選挙(※2017年10月の第48回衆議院議員総選挙)がありましたけれども、市議会議員として遊説とかはされましたか?
佐藤:あ、私は高橋ひなこさんのお手伝いをしました。遊説は行きましたね。地区で集会をしましたね。
― ちなみに、どういったつながりですか? 自民党に所属してらっしゃるとか?
佐藤:私は自民党員ではないです。ひなこさんが盛岡市議だったとき、一緒の会派だったんです。私、2期目で新政同志会(※当時、盛岡市議会にあった会派)に入っていましたから。
― へぇ~。佐藤さんは現在、盛友会に属してらっしゃいますが、会派として誰を応援するということはないんですか?
佐藤:市議会ではお互いライバル同士ですけども、国政・県政は自由で、全然拘束はないんです。盛友会には自民系の方もいますし、旧民主系の方もいらっしゃいますよ。
― なるほど。少々話は変わりますが、市民、特に若い人の間には、政治不信や地域の将来に対しての不安があると思うんですが、それに対して何かメッセージはございますか?
佐藤:やっぱり、投票することじゃないですかね。現行の制度や政府に不満があるのであれば、そういう投票先もあるので、(投票に)行かないというのはありえないと思いますよ。だから、投票義務条例を作った方がいいのでは、と考えたこともあるんです。質問したことはありませんが、白票でもいいから投票する、というような……。とにかく、投票じゃないですかね。
― なるほど。最後に、今後、盛岡はどのような街になっていったら良いとお考えですか?
佐藤:やっぱり盛岡に生まれて、仮に大学は他の街へ行っても、こっちに帰って来てこっちに骨を埋めたい、埋めるという環境になればなというのは一番と思いますね。
― なるほど。本日はありがとうございました。
佐藤:ありがとうございました。